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英語の辞書に書いてある例文が自分の伝えたいメッセージと違うこともある!

Tips for Learning / 学びのコツ

英語を勉強するとき書かせないツールの一つが辞書。

英語の辞書の種類には、

  • 英和辞書:英単語の意味や使い方を日本語で書いてある
  • 和英辞書:日本語の表現から英単語や表現を調べる
  • 英英辞書:英語で英単語や使い方の説明がしてある

があります。

私がニュージーランドに留学したとき、実は電子辞書の存在すら知らず(笑)、私は電子辞書を持ってまいせんでした。なので、重~い思いをしながら、英和と和英を持っていきました。毎日バックパックがおもかったことw 

英語のレベルが中級くらいになってからLongmanの英英辞書を買いました。いつもではないけれど、英英辞典を使ってわからない英単語を英語で調べていました。もちろん、単語の説明の中に意味のわからない単語が出てくるわけで、それをまた調べてから元の単語の意味を理解するという、時間のかかる作業。一見大変そうですが、これはこれで楽しかったです。

イギリスに留学した時には、さすがに電子辞書を買いました、それも辞書の種類の多いもの。それでも、専門用語が載ってないこともあったので、Longmanの言語学の辞書を買いました。

なので、私としては、辞書とは仲良しのほうだと思っています。調べるごとに新しい発見があるから。今は、紙の辞書・電子辞書・ネットなど、簡単に単語の意味や表現を調べられます。

私は紙の辞書が一番好きなのですが、パッと調べ物をしたいときは、ネットか電子辞書を使うことが多いです。一つの単語をいれると複数の辞書で同じ単語を調べることができるので。

でね、調べたことをそのまま使って話そうとしたり、時には電子辞書の例文をそのまま見せたのに、

  • 意味が通じなかった
  • 違うメッセージを伝えてしまった。で困った💦
  • 言いたいことが伝わらなった
  • 文法的にはあってるけど、こんな言い方はしないよと言われた、etc

ということがあったし、今でもあります。ダンカンとの日常会話は英語なので、わからないときは、意味や表現を電子辞書やネットを使って調べるのだけど、それらに書いてある例文がいつも自分が伝えいメッセージを伝えているとは限らないのです。

一番いい例が、【いいなぁ~。うらやましいな~】という表現。

英和辞書で「うらやましい」と調べると ”I envy you.”とか出てきます。が、ダンカンも私も ”I envy you.”とほとんど使いません。なぜなら、envy 『嫉妬深い・ねたみ・そねみ』などの negative な意味があるから。

実際、Oxford Dictionary of English 2nd Edition (OUP 1998 P581)によると、envy の意味は次のように書かれています。

【noun】 a feeling of discontented or resentful longing aroused by someone else’s possessions, qualities, or luck.

【verb】 desire to have a quality, possessions, or other desirable thing belonging to (someone else) .

名詞だと、相手の所有物や資質、運に対してnegative感情を持っているのは明らかだし、動詞では、他人が所有している 所有物や資質を自分が欲しいと願っているわけで、これは妬みや嫉みでしかありません。

ちなみに、私もダンカンも ”I’m jealous.”も使いません。アメリカでは好意的な意味で使われているようなのですが、私たちにとっては、やはりnegativeな言い回しに聞こえるのです。(これは、もちろん個人の受け取り方ですから、これがいいとか、これがダメだということではありません。)

そこで、envyを使う代わりに 【いいなぁ~。うらやましいな~】 を伝える表現の中から、今日は二つをお伝えしますね。

いいな~って思う対象が『幸運』によるものであるとき

  • Lucky you!
  • You are lucky!

普通にいいね!って言いたいとき

  • That’s good!
  • That’s great!
  • That’s wonderful!
  • That’s +いい意味の形容詞

↑この言い方、覚えておくといいです! 差しさわりなく、いいね!って言えます!

英語を勉強するのに辞書は本当に便利なツール。

辞書に書いてあるんだもん、書いてあることは全部が正しい

と昔の私は思っていました。でも、私の経験からすると、ただ調べてままを使ってしまうと、まったく違うニュアンスが伝わってしまうことがあるのもまた事実。

辞書に書いてあるのに、間違っていたり、違ったニュアンスが伝わっていたりすると、ビックリするし、ショックでもあるし、えーーーってパニックになることもあるかもしれません。少なくとも、私はそうでした。。。

もし、私と同じ経験をされた方、心配しないでくださいね。起こりうることですから。

大切なのは、こういうことも学びの中では起こりうることであるということを頭の片隅に起きつつ、実際に単語や表現を使ってみて違うなと思ったら、それをもとに変えていけばいいのです。

それよりも、間違えることを恐れることなく英語を使ってみてくださいね。

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